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~バラの泉~ Ⅱ 

バラは、
バラ科バラ属

植物分類学でのバラは、植物界ー被子植物門ー双子葉植物綱(子葉が2枚の種子植物)-バラ亜綱ーバラ目ーバラ科ーバラ亜科ーバラ属に分類

されています。

バラ科の特徴は、花弁・がくは、5枚、雄しべは10本ないし多数あり、雌しべは1本から多数。イチゴ・キイチゴ・ラズベリー・ナシ・リンゴ・モモ・ウメ

アーモンド・アンズ・スモモサクラ・ボケ・ヤマブキ・ユキヤナギ・コデマリ

シャリンバイ・ナナカマドなどもバラ科です。

古代ギリシャのコインの図柄に

ギリシャのロードス島は、英語表記では、Rhodes。紀元前4世紀ごろに
作られたコインは、表面にヘリオス(ギリシャ神話の太陽神)の顔、裏面は、バラを横から見た図柄になっています。

ヘリオスの妻の名は、「ロデー」(Rhode)。このロデーは、海の神ポセイドンとアムピトリーテの間に生まれた娘。ロードス島の女神。このことから、この島の名は、ロードス島(Rhodes)と呼ばれるという説があります。バラが栽培されていたかどうか確かめようがありませんが、妻である女神の名とバラの文字(rhodon)は似ており、バラの図柄はそれを示すと考えられるのではないでしょうか・・・・・

Rosaは、
ラテン語から

英語・ドイツ語・フランス語のバラを示す綴りは、Rose  

イタリア語・スペイン語・ポルトガル語では、Rosa

ペルシャ語ヴァレダ(wrda)→古代ギリシャ語ロドン(rhodon)→ロサ

(rosa)になったと考えられています。アラビア語でバラは、ワルドで、ペルシャ語からと思われます。

赤を示すケルト語rhoddを起源とする説があります。ギリシャ語で、赤は

rodonであり、ヨーロッパの古代に咲いていたバラは赤かったのでしょうか?

  

バラは、英雄に

贈られた

紀元前800年ころの古代ギリシャの詩人ホメロスは、ギリシャ神話上の戦争であるトロイア戦争の叙事詩『イリアス』を表したとされている。

「アキレウスによって殺されたヘクトールが、その夜のうちにギリシャの兵営にいたアフロディーテによってバラの香りのする油が塗られて永久に保存され、さらにアキレウスの盾は、バラで飾られていたという件。」(『バラの誕生』大場秀章 中公新書)

 

 アキレウスは、『イリアス』の主人公。ちなみにこのアキレウスこそ「俊足のアキレウス」でラテン語ではアキレス。アキレス腱のアキレスである。トロイア戦争では、ミュルミドーン人を率いて50隻の船と共に参加、足を射られて命を落とした。(wikiより)



 

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